エネ管その10_基礎後のエネ管特化学習

 こんにちは

 これまで、エネルギー管理士の熱分野に関する基礎(熱力学・流体力学)の勉強法を記してきました。もちろん、これだけではエネ管試験に受かることはほぼできません。基礎が終わったらエネ管向けの参考書をしっかりとやり込みましょう。

 エネ管試験特化用として私が使用したのは、以下の本です。(以前の記事で書いたように、「やさしい熱計算演習」はやってませんが、公式本と言っていいのでここに載せておきました。その他+αあります)

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①「エネルギー管理士 熱分野 模範解答集」, 電気書院, 2400円程度

 過去問集です。毎年出版されるので、最新の年度のものを買いましょう。過去問集には2大勢力があり、電気書院のこの本と、オーム社の「エネルギー管理士熱分野 過去問題集」です。電気書院の本は、直近8年分の試験問題と解答を収録しています。体裁は、科目Ⅰが8年分続けて載っており、次いで科目Ⅱが8年分、次いで科目Ⅲが8年分、最後に科目Ⅳが8年分といった形で収録されており、科目単位でまとまっていて、試験年度単位でまとまっていません。さらに、1問毎に解答が続けて載っています。どういうことかというと、例えば、第35回平成25年科目Ⅰ,問1問題文⇒問1解答・解説文⇒問2問題文⇒問2解答・解説文・・・といった具合です。人によっては、ある科目の全問を時間を計りながら解いてから、まとめて答え合わせをしたいと思う方もいるでしょう。しかし、過去問集のもう一方の勢力、オーム社の過去問集でも同様のレイアウトです。そこまで大きな不都合はないと思いますので、大人しくこのレイアウトに従いましょう。なお、後述する公式本「エネルギー管理士試験 熱分野 直前整理」(省エネルギーセンター編)では、想定問題(模試)として、途中に解答を挟まないフルセットの試験を体験できます。なお、オーム社の方は直近12年分の問題が収録されています。なぜ私が収録年度の少ない電気書院の方を選んだかというと、12年分はオーバーワーク(消化しきれないかもしれない)かと思ったのに加え、ネットで情報収集した際に、電気書院のほうがオーム社より解答が分かり易く書かれているといった情報を見つけたからです。実際に私が目で見て比較したわけではありませんので適当なことを言えませんが、まあどちらでも問題無いと思います。

②「エネルギー管理士試験 熱分野 直前整理」, 省エネルギーセンター編, 3400円程度

 エネ管試験元の省エネルギーセンターが編集している公式本。毎年更新されて出版しているので、最新のものを買った方がいいでしょう。例えば、2013年度版と2014年度版で何が変わっているかは不明ですが(省エネ法と想定問題かな?)、念のため最新版を買いましょう。第1篇-第1章-全体の概要-学習のポイント-演習問題といった体裁をとっています。全体の概要は、その名の通り1,2ページで書かれている概要だからいいとして、学習のポイントが本当に絞りに絞って書かれているため、他の参考書をやらず、いきなりこの本から始めると理解できない可能性が高いと思います。逆にある一定のレベルまで勉強していれば、本書は非常によくまとまっており、最終確認と整理にはもってこいの本だと感じられると思います。なお、本の最後に「想定問題と解答」が載っていますが、少なくとも私の買った年度版の難易度は極端に簡単です。簡単に9割以上とれてしまいますが、難易度はちゃんと過去問で確認し、油断しないようにしてください。
③「エネルギー管理士試験 熱分野 徹底研究」, 不動弘幸, オーム社, 3800円程度
 熱・電機系資格試験対策著作の大御所、不動先生の本です。いわゆる「資格試験勉強」に慣れている人には、スタンダードに学べる本です。資格試験勉強に慣れていない人には、厚すぎる、読みにくい、図と文章がうまくかみ合っていない等いろいろ不満が出てきてしまうかも。基礎をしっかり押さえられていれば何とかなると思います。立ち読みや少し勉強してみて、合わなそうだったら後述の本をやってみてください。過去問演習の前に自分の拠点(ベース)となる本を作っておいたほうが良いです。なお、中身は、章仕立てで1ページ程度のポイント解説⇒確認問題⇒解答⇒確認問題⇒解答、の繰り返しです。
④「わかりやすい エネルギー管理士 熱分野 合格テキスト」, ウィン研究所, 弘文社, 3500円程度
 上記本(③)より網羅性は低いですが、ページ数も少なく、文字のフォントも大きく、イラストも分かり易く、詰め込みすぎてないためとっつきやすいと思います。一番スタンダードな参考書かもしれません。③の半分くらいの時間で終わらせることができるかと思います。③と④は無理して2冊やる必要はないと思います。中身は、3~5ページ程度の試験によく出る重要ポイント⇒標準問題⇒解答⇒実践問題⇒解答、といった流れです。試験によく出る重要ポイントは小項目ごとにしっかり押さえられ、初学者には理解しやすいと思います。

⑤「やさしい熱計算演習」, 省エネルギーセンター, 2400円程度

 以前書いたので省略。時間に余裕のある人だけやりましょう。

⑥「エネルギー管理士試験講座シリーズ」, 省エネルギーセンター, 2800円程度
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 科目毎に分厚い本が1冊、すなわち熱分野だけで4冊分あります。省エネルギーセンターから出ている公式本ですが、果たしてこの本で勉強している人がどの程度いるのか不明です。分量が多すぎます。私はちらっと見て、そっと本を閉じました。RPGゲームで最強装備を整えてからラスボスに戦いに行くタイプの人向けという印象。
 
実際に勉強する順番は、③or(and)④⇒①⇒②⇒①がお勧めです。エネルギー管理士は典型的な過去問攻略型試験なので、過去問を解きながら学習し、最終的に全ての過去問を解けるようになっていればいいでしょう。過去問を理解できるレベルまでもっていくのが、ベースとなる③や④の本です。

ではでは

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