こんにちは
本日、2016年度の標記試験の合格発表がありました。
合格した方はすぐさま法令の対策に取り掛かってください。
ここでは、公表された合格者データから、各地域毎の合格率を出した結果を記します。
以下のルールの下、集計しており、厳密な統計は取っていません。
①受験者の受験番号の開始は、末尾0001から始まるとする。
②各会場最後尾の受験者は、合格番号の最も後ろで合格した者の番号とする。
③実際の若い番号の合格者の末尾は、0001~0007でスタートしているが化学の東京第2会場に限り、0015からスタートしており、前14人落ちたと考えるのは不自然なので、0015からスタートとする。
④その他、イレギュラーな番号も上記に沿って処理を行う。
※欠席者を考慮していません。講習を3日受けて欠席する人は極少数でしょうが、これにより、上記の受験者数カウント(分母)の誤差を打ち消すほど受験者数の分母が小さくなるので、実際の受験者に対する合格率は1,2割上がると思います。ちなみに合格率に関しては、2017年1月頃に公式発表があります。
母数も考慮すると試験会場毎の合格率に騒がれているほど差はないですね。もちろん、東京会場の人が検定講習を東京で受けているとは限らないので、試験会場合格率≠検定講習会場合格率です。
※2017/3/14追記
検定合格率は=講習会会場合格率です。
「講習会場と検定会場はセットとなるため、会場の変更はできません」と公式に明示されていました。
-追記終わり
強いて言うなら、東京・大阪が弱め、広島・愛知が強めな印象を持つ程度でしょうか。
これを白地図にして、合格者数・合格率とともに化学メーカーや機械メーカーの主要工場・研究所をプロットしたら面白いグラフができそうですね。暇で死にそうになったらやってみます。
ではでは。
—2016/8/16追記
せっかくなので、データを少し分析してみました。
2016年度高圧ガス甲種受験者数(機械・化学合計)と、各地方の工場従業者の目安として2012年の経済産業省まとめの従業員雇用予定者の比較です。(経産省発表で、最新の地域別全従業者数等、もっと良い比較データが見つからなかった)
とりあえず、1年単位の雇用予定者数から現従業員総数を見積もることは適切か否かの議論、及び雇用予定者のカウントは本部と支店で別になるか(確認中)の議論は大切ですが、置いておいておきます。
これを見てまず最初に気付くのが、四国が異様に高いということです。
四国が高い原因はまあ1つでしょう。
・住友化学および住友グループの拠点の一つである。(+日亜化学工業もある)
次に気づくのが、広島もかなり高いということ。これは、
・三井化学、宇部興産、太平洋セメントの本部・拠点があるから。
逆に、愛知が低いのは、
・TOYOTA等車関連メーカーが多いが、ガス関係は多くはない。
東北がとても低いのは、
・電気電子関連会社が多く、ガス関連は少ないということ。
一方、北海道が東北よりもそれなりに高いのは、
・電力や天然ガスなどの資源系の会社が多いから。
別に論文を書くわけではないので分析はここまでにしておきますが、データをまとめると色々なことが見えてくるので楽しいです。
ではでは
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