2017年2月2日雑記_化学工学技士

 こんにちは
 私はいくつかの学会に所属していますが、その中の一つ「化学工学会」には学部4年の頃から所属し、現在まで10数年会員のままである最もお付き合いの長い学会です。とはいっても、化学工学会(以下、化工学会)で自身が最後に発表したのは10年位前で、それ以降惰性で入会したままです。今はわかりませんが、入会当時、入会には別の会員の紹介が必要だったため、何かあった場合の再入会の手続きが面倒だと考え、退会していませんでした。
 まあ、ここを退会しない一番の理由は、日本化学会と並んで化学系学会の中で最大手であり、ここに入会していると化学・非化学問わず他学会で発表する際、(実質共催である場合も、無い場合でも)登録料の割引が受けられることが非常に多いからです。そんなこんなで、毎年会費を取られ、会報が毎月送られてさらっと流し読みをして机に積んでいます。
 ここで、本題。化工学会主催の資格試験「化学工学技士」についてです。
 化工学会からのメールで、一昨年頃からこの資格に関し、受験しませんか?とのお誘いが来ており、以前より資格の存在は認知していましたが、国家資格でも公的資格でもないのでスルーしていました。この度、たまたま過去問を見る機会がありました。
 まず、「化学工学技士」について。
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化学工学会は、2006年度に資格制度を制定し,化学工学修習士、化学工学技士、上席化学工学技士の3つの資格を設け、運営して参りました。2011年度からは、化学工学技士(基礎)の資格を新たに加えることに致しました。
———(引用:化学工学会公式HP)
 問題を見ると、計算問題7割・語句説明3割程度で、化学工学技士でエネルギー管理士レベルより若干難しいかなというレベル。化学工学技士(基礎)でエネルギー管理士より少し簡単で、大学教養学部の定期試験程度。上席~は論文形式で、判断つかず。技術士二次試験のようなもの。
 特色として、この資格はCPD(継続学習)ポイント制度を取り入れています。
 5年を一区切りとして、学会発表をしたり、講義・講習を受けてポイントをためないと合格が失効してしまうという制度です。
 継続学習制度は理想としては良いと思いますが、正直この部分がネックになって受験をためらう人も多いと思います。危険物取扱者の10年毎に更新でも面倒くさいと感じている私には正直無理かも・・・と思ってしまいます。
 ただ、問題を見るとさすがに学会主催の試験。非常に丁寧に作られていると思います。学部生の知識定着を確認するのにもってこいの難易度とボリュームになっています。定期試験や大学院試に即使える問題ばかりです。
 個人的には非常に好感の持てる資格ですが、CPDだけは何とかしてもらいたい。どのような場合に何ポイント着くかはCPDガイドラインに細かく載っています。
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講演会・講習会・シンポジウムなどに参加した場合、企業内研修に聴講のために参加した場合にポイントを登録できます。
論文投稿、論文発表、社内報告、執筆・口頭発表、大学での講師や技術指導、公的機関や学会などの委員会活動などを行った場合もポイントが付きます。 その他、表彰された場合、資格を取得した場合などにもポイントが付きます。 これらのポイントはそれぞれの項目について定められています。
——— (引用:化学工学会HP_CPDガイドライン)
 正直、取得及び資格の維持の労力に見合うだけのリターンは現状では無いと思われます。
 具体的な提案ができなくて申し訳ないですが、もう少し受ける側のことを考えてほしいです。
 言い方が悪くて申し訳ありませんが、国家資格である「技術士」の「廉価版」に見えてしまいます。
 
 頑張れ、化学工学会。当分は会員を続けますので、制度に変更があったら受けてみようと思います。
 ではでは
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