高圧ガスその38_2020年度講習会傾向と対策

こんにちは

2020年度(令和2年)の高圧ガス試験甲種区分(化学・機械)の講習・検定の日程が発表されました。3月中旬から法定講習会の申し込みが開始です。
申し込む際に押さえておきたいポイントは、

①講習会会場選び
1-A:比較的早く席数が埋まる会場がある=申し込みはお早めに
1-B:講習会の会場と検定試験の会場はセットのため変更できない
1-C:会場によって合格率がかなり違っている。ぶっちゃけ、どの会場がいいの?
1-D:会場によって、講習後~検定試験まで1.5ヶ月あったり、2週間しかなかったりバラバラ。空く期間と合格率に関係はある?

②講習会当日
2-A:講習会前は何をどの位勉強しておけばいいの?
2-B:講習中はどうしてればいいの?
2-C:講師の人達は出題される問題を知っている?
2-D:講習会後は何を勉強すればいいの?
2-E:他の講習会場で講師が何を話したか知りたい・・・

こんな所でしょうか。

まずはスケジュールの確認をしましょう。
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(高圧ガス保安協会HP引用)

※申し込む際には必ず自身で一次情報源(公式HPやパンフレット)で確認してください。
それでは一項目ずつ追っていきましょう。

①講習会会場選び1-A:比較的早く席数が埋まる会場がある=申し込みはお早めに

人気会場では、申し込み受け付け開始から1週間を待たず定員が埋まってしまうケースがあります。後述しますが、一時期は合格率が他の1.5倍程度あり、講師が問題を垂れ流しているとの噂まででた「愛媛会場」、例年合格率の高い「広島会場」等が人気会場の筆頭です。なお、検定試験は日曜開催ですが、講習会は全て平日3日間です。社会人泣かせです。
近年、人気会場は特に早く埋まる傾向がありますので、申し込み開始時間を確認し、申し込みスタートと同時に、PCに張り付いてでも素早く申し込みましょう。申し込みが始まってから、予定を確認して会場を選ぼう、定時後に申し込もう、等と悠長に考えたら、もう空きがないかもしれませんよ!?

1-B:講習会の会場と検定試験の会場はセットのため変更できない
例えば、東京在住の方が人気会場である「愛媛会場」で講習を受けた場合、講習の3日間だけでなく、検定試験も愛媛県で受けることになります。「講習会場と検定会場はセットとなるため、会場の変更はできません」と公式に明示されています。
テキスト代の他、交通費やホテル代等費用が膨大に膨れ上がる可能性が高いです。また、費用が所属会社持ちであれば、近隣の会場を指定される場合がありますので、会社やお財布とよく相談してから決めてください。

1-C:会場によって合格率がかなり違います。ぶっちゃけ、どの会場がいいの?
会場によって合格率が次のように異なります。※なお、数値は独自調査のため、正確な値は過去問集をご確認ください。
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一時期猛威を振るった「愛媛会場」。近年の結果を見てみるとその影は薄れはじめています。一昔前なら、安定して高い合格率を維持していた愛媛や広島をお勧めするところなのですが、近年、講習内容の均質化が進んでいるようなので、一番近い会場での受講で問題ないと思います。2019年度は、大阪会場における分野的中率が高かったのですが、合格率にさほど影響を与えていません。

1-D:会場によって、講習後~検定試験まで1.5ヶ月あったり、2週間しかなかったりバラバラ。合格率に関係あるの?
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講習~検定日までの期間が長いと勉強できる時間が増える、期間が短いと講習の記憶を維持できる。勉強時間確保と記憶保持のせめぎ合いですね。
結論として、例年は講習日程と合格率間に有意差はないと思われますが、2019年度に限っては申込日が早いほうが若干合格率が高い傾向が見えます(誤差範囲かもしれませんが)。長い準備期間がとれる他、申し込みというアクションを素早く取れる「やる気に満ちた人」が、前半の講習に集中したため、という考え方もできるでしょう。(どうしても数値的・理論的に判断したい人は、以前の記事に母数を載せていますので、各自適切な統計を取って比較してみてください)
個人的には講習当日は学ぶ・覚えるというよりマーキングで精一杯のため、しっかり復習と過去問を解く時間が取れるよう4月中に開催されるところをお勧めします。

②講習会当日
2-A:講習会前は何をどの位勉強しておけばいいの?
最低限、高校物理・高校化学はしっかり復習しておきましょう。できれば大学教養学部レベル(1~2年生)まで復習しておきましょう。エントロピーって何?エンタルピーって何?レベルでは講習に全くついていけません。
講習会で使用するテキストは分厚く、要点を絞った学習ができないので、講習会までは開かなくてもいいと思います。
講習まで時間に余裕があり手持無沙汰だったり、どうしても適切な本が入手できない、または節約したいのでしたら、講習会テキストを読んでおきましょう。その際は、精読というよりは全範囲をサラーっと流し読みしておきましょう。
なお、テキストは当日会場で買えますので、事前に買っていない方はお金と時間に余裕をもって会場に行きましょう。

2-B:講習中はどうしていればいいの?
講師の方が、「ここに注意」やダイレクトに「ここにマーカーでラインを引いて」とおっしゃるので、それに従いひたすらテキストに蛍光マーカーでラインを引いてください。3日間で100ヵ所以上ラインを引くことになるかと思います。
例えば「丸棒のねじり」など、これまで学んできていないような新しい概念をその場で理解するのはほぼ不可能ですから、しっかりマーキングして、復習に徹しましょう。
また、高圧ガスの講習は、講師の自由度が比較的低い、「カッチリした講習」だと思います。
他の国家試験は、法定講習にもかかわらず定年間際のおじいちゃんの講師が、フガフガ言いながら若いころの自慢話を延々とするといった報告も受けますが、高圧ガス講習ではそういうケースは聞いたことがありません。
また、「法令」にかなりの時間が割かれますが、法令は半年後の試験ですので内職をしてもいいかもしれません。
法令も良く聞きましょう:;(∩´﹏`∩);:(察してください)

2-C:講師の人達は出題される問題を知っている?
講師の方は必ず、「私の個人的な見解ですが」、「私個人の感想ですが」、「私独自の分析ですが」、「試験に出るか知りませんが、資格を取って働くうえでここを勉強しておくと良いですね」等と前置きをしますが、間違いなく出題内容を知っているでしょう。2016年度の甲種機械の検定問題の一つ「丸棒のねじり」、2018年度の「2次反応速度式」はこれまで出題例がないにもかかわらず、講習時に少なくとも4~5会場(把握できていないだけでおそらく全会場?)でしつこい位にここをハイライトした説明があったとのことです。2019年度も、甲種機械のほぼ全ての会場で「丸棒のねじり」がハイライトされ、実際の検定問題に出題されました。
おそらくは、小問等具体的な試験問題は把握しておらず、A4一枚程度に問題番号と出題分野だけ載っている用紙を事前に試験元で閲覧していると思われます。

2-D:講習会後は何を勉強すればいいの?
マーカーを引いたところを何度も確認し、過去問(講習会場でも購買可能)を解いてください。
過去問は5年分以上解けばいいかと思います。マーカーでチェックした分野の問題数が足りないと思われれば「よくわかる計算問題の解き方」(講習会会場でも購買可能)を解いてみてください。
最新版以外の高圧ガスの過去問集は、会社等に共用の本として置いていなければ、メルカリやヤフオクで買うことになります。高圧ガスの過去問集は年間を通して慢性的に需要の多さに対して供給が少なく、その中でも特に講習後は入手しづらくなるので、講習を受けると決めたらすぐに入手の準備をしたほうが良いと思われます。私個人の意見ですが、定価の1.5倍程度なら入手難易度を考慮したら買ってもいいかと思います。さすがに3,4倍の価格は足元を見られて、ぼったくりなのでスルーします。
過去問を手に入れたら、まずは「検定問題」を全て解き、時間が余ったら「国家試験問題」を解きましょう。

2-E:他の講習会会場で講師が何を話したか知りたい・・・
色々探したのですが、残念ながら(?)ある程度活発で情報量の得られるサイトは、「5ちゃんねる」しかありません。資格板の高圧ガススレッドを参照ください。書き込む人の良心を信じるしかないです。
本サイトでも集計をしておりますので、コメントを書き込み、情報共有していただけると助かります。
合格者数が決まっている、競うタイプの試験ではないので、みんなで仲良く合格を目指しましょう!

それではご健闘を祈ります。

コメント

  1. まさ より:

    すみません 甲種と乙種の講習の難易度差って かなりあるんでしょうか??甲種は やはり学識は記述なのでしょうか??
    宜しければ 教えて頂けると助かります

  2. ぬくぬく より:

    甲種と乙種はかなりレベルが違うと思います。
    おっしゃる通り、一番の違いは甲種の学識は記述式ということです。
    部分点は稼ぎやすいですが、択一式のようにヤマ勘で得点できないので、
    工学が苦手な人には厳しい試験だと思います。( ;∀;)

  3. まさ より:

    ありがとうございます。
    すみません 工学系で言えば、エネ管は去年合格してるレベルです。
    昨日 乙種機械の講習受けまして、こんな感じだったら甲種の講習を受けてもよかったのかなと思いまして、質問させてもらいました。

  4. ぬくぬく より:

    エネ管熱を持っていれば十分甲種でも戦えますよ!!
    今年は乙種をしっかりとって、来年甲種受けましょう!
    (ひょっとしたら、乙種検定合格で、今年国家試験で甲種受けることが可能かもしれないので調べてみてください。)
    下記のように公式HPに記載されています。
    Q3 2種類の国家試験を同時に受験することができますか。
    A3 国家試験は、全国一斉に実施されるため、複数の種類の試験を受験することはできません。
    ただし、所定の科目免除の申請がされた方で、受験が必要となる試験科目の時間が重ならなければ受験することができます。
    科目免除について

  5. ぬくぬく より:

    上記の併願、HPをざっと見る限りダメっぽいですが、協会に電話かメールで問い合わせるといいかもしれませんね。
    まあ、まずは検定合格ですね(`・ω・´)